【ギター初心者】ピックの種類とそれぞれの特徴

【ギター初心者】ピックの種類とそれぞれの特徴

どうもギタリストのカールです。さて皆さんはどんなピックを使ってますか?いろんな種類がありますが速弾きならこれを使うとかカッティングならこのピック!なんてのは実は存在しないんですよね。ですがある程度傾向はあるので1つずつ見ながらおすすめや初心者の方にむけて傾向別に紹介できたらと思います。それでは今日もよろしくお願いします!

どんな形のピックがあるのか?

ピックといっても形は様々です。

まずはどんな形があるのかを紹介していきたいと思います。

・おにぎり型

JIM DUNLOP ( ジムダンロップ ) / TORTEX TRIANGLE 0.73mm

JIM DUNLOP ( ジムダンロップ ) / TORTEX TRIANGLE 0.73mm

まず最初はおにぎり型です。ピックの中ではアコギ、エレキ問わず使用者が多い定番中の定番のピックになります。

日本だとおにぎりですが海外だとトライアングルというのが一般的ですね。

三角形なので弾ける面が3面ありますし、面積が大きいのでピックが飛びにくいという利点があります。

種類がたくさんあるので初心者の方でもすぐに手に入るのも利点です。

・ティアドロップ

JIM DUNLOP ( ジムダンロップ ) / TORTEX STANDARD 0.88

JIM DUNLOP ( ジムダンロップ ) / TORTEX STANDARD 0.88

次に紹介するのはティアドロップです。

こちらも定番中の定番です。

上記のおにぎり型とティアドロップ型、この2つジャンル問わずに多くのギタリストが使用しています。

ティアドロップというだけあって涙のような形をしていて、おにぎり型に比べると多少スリムな見た目をしています。

弾ける面が一面に限られますがこちらも幅広いラインナップが存在します。

画像は多くのミュージシャンに愛用されているピックやエフェクター、ギター関連商品を多く製造しているメーカー『ジムダンロップ』のTORTEXシリーズです。

・ジャズシェイプ

JIM DUNLOP ( ジムダンロップ ) / JAZZ III RED

JIM DUNLOP ( ジムダンロップ ) / JAZZ III RED

最後に紹介するのはJAZZ(ジャズ)シェイプです。

ジャズという名前がついているだけあって、ジャズギタリストはもちろん先端がシャープなので速弾きや刻みを頻繁に行うメタル系のギタリストにも愛用されています。

ティアドロップよりさらに小さくて先端を鋭くしたようなものです。

小さく先端が鋭いため小回りが利くのが特徴です。

それぞれのメリット、デメリット

さて今回は上記の3種類だけですが、その他にも様々な形のピックが存在します。ただ基本的には上記のピックより小さい、形を少し変えたものがほとんどです。細かいことになるとその形一つで記事ができてしまいますので今回は割愛。さてこの3種類のピックの特徴、メリット、デメリットを見ていきましょう。

・おにぎり型

まずはおにぎり型です。メリットは

  • ティアドロップやジャズシェイプに比べると面積(大きさ)が広い
  • 広い分握りやすいので弾き語りや常にストロークしているプレイに向いてる
  • たくさんの種類(厚みやサイズ)がある
  • 3面あるので一枚で長持ち

ティアドロップやジャズシェイプに比べて面積が大きいのは実際かなり強みかと思います。

初心者の方でも上級者でも経験したことがあると思いますがギターを弾いてるとピックが弦にはじかれて飛んで行ってしまう、ずっとストロークをしているとピックがずれてしまう。

なんて現象が起きます。

ピックがずれるのは実はどのピックでも起こることですし、それくらいの握りでいいのでむしろそこからいかにリカバリーするかが上達のカギになってきたりもします。

しかしティアドロップ、ジャズシェイプに比べて安定感のあるおにぎり型はピックが飛んでしまったり、ずれるという現象が起こりづらいです。

また3面あるため一面削れてしまっても次は別の面、また削れたら別の面と変えていけます。

続いてはデメリットですが、

  • 日本人の手には少し大きすぎることも
  • 弾く面が鋭くないので速弾きや細かいプレーは少し慣れが必要

基本的にはデメリットに関しては個人の見解です。

実際に速弾きや、細かいフレーズを弾く方でもおにぎり型を使う方はたくさんいます。また大きすぎるといってもそれがその人にとって大きすぎるかなんてその人の感触一つで変わります。なのであくまで個人の意見ですが、多少手に余るなぁと感じることがあります。

・ティアドロップ型

続いてはティアドロップ型です。メリットは

  • とにかくバランスがいい
  • おにぎり型の2面を削ることで独特のフィット感がある
  • 多少先端がシャープなので細かいフレーズも最初から苦労しない
  • 種類が豊富

という点です。ザ・スタンダードな2種類はとにかく種類豊富な故に困ることはないでしょう(逆にそこに悩まされることもありますが...)メリットはやはり独特なフィット感かと思います。

これも個人的な意見ですが、おにぎり型よりも手におさまりがいいです。また速弾きや細かいフレーズでも角度を調節しやすいので違和感が少ないかと思います。

では逆にデメリットは。

  • 厚みや材質によるが消耗がやや激しい。
  • ピックの頭の部分がたまに邪魔に感じることがある。

はい。こんなもんです(笑)デメリットに関しては本当に個人の意見が多いです。ただ消耗はやはり激しいと思います。あとピックの頭は収まり悪く感じる時があります。その辺は本当に人それぞれなので一度持つのが大事かとは思います。

・ジャズシェイプ

最後にジャズシェイプです。

メリットは

  • 先端がかなりシャープなので細かいフレーズで弦の抵抗が少なく弾きやすい
  • クリーンの単音弾きでもきれいに弾ける

というところが主なメリットかと思います。まず画像を見てもらえればわかりますがかなり先端が尖ってます。そのため弦と当たる面積が少ないのでスムーズにピッキングできます。速弾きなどは断然やりやすいかと思います。またクリーンの単音弾きはどうしても1音1音が濁ったりしやすいです。しかしジャズシェープは上記の通りスムーズにピッキングができるので1音1音をはっきりと弾けます。続いてデメリット

  • 小さいので落としやすい
  • はっきりとピッキングされるのでミスが目立つ
  • おにぎり型やティアドロップ型よりも種類が少ない

ということです。まずはそのサイズゆえに落としやすかったりずれやすかったりします。長い時間ストロークやカッティングをしているのには向かないかもしれません。これは慣れの問題もあると思いますがどうしてもほかの2種類に劣るところです。またよりシビアなピッキングが要求されるのでミスは目立ちます。そして最近ではかなり多くの種類が存在しますがやはり王道の2種類より少ないです。

まとめ

さて今回はざっくりではありますがギターで使用するピックについてのお話でした。

基本的な3種類から派生したもの、それ以外にもたくさんのピックが存在します。

始めたての頃はどれを使ったらいいかわからないこともあると思うので自分のスタイルにに適している特徴のものを買ってみてください。

やはり一番使うものなのでちょっとして違いが気になったりします。なのでたくさん試してみるといいと思います。

ちなみに筆者はなんやかんやで200種類は試したと思いますがいまだに探したりしてます…

そこまでとは言いませんが自分に合った厚みや形があると思うのでぜひお店や通販で何種類か買ってみるといいと思います。

ではまた次回。