ギターのピックアップの種類について。【初心者向け】

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さて今回はギターのピックアップについてご紹介します。といってもざっくりなのでわかっとるわい!って方はみなくていいです。僕個人の好み等々もつらつらと書いていこうと思います!

まずどういうピックアップがあるのか?

さて最初は多くのギターに乗せられている代表的なピックアップから説明させていただきます。

1.シングルピックアップ

SEYMOUR DUNCAN ( セイモアダンカン ) / SSL-1 VINTAGE STAGGERED STRAT

まずはシングルコイルからです。

ストラトキャスターやテレキャスターの使用されることの多いものです。

シングルということもあって一つの磁石でギターの弦からの振動を拾っています。繊細なサウンドが出ると同時に音の立ち上がりがよく弾いた瞬間に音がアンプから鳴る!というイメージです!音が細いというわけでは決してなく、繊細なので切れのいい音から太い音まで何でもこなしてくれるピックアップです!

2.ハムバッカー

続きましてはハムバッカーです。こちらはシングルコイルが二つ並んだようなピックアップになってます。2つあるということはシングルコイルに比べてパワーがあり音も太くなるというのが一般的な特徴です。シングルコイルほど繊細なサウンドはやはり厳しいですが歪ませてもクリーンでも太くてパワーがあるので音作りはしやすいです。またノイズにも強くメタルやハードロックなどの激歪みなサウンドでもハウリング等も起こりずらいです。クリーンも太いのでジャズ等でも活躍しています。

3.P-90タイプ

さてこちらもよくあるモデルかなと思います。P-90タイプです。

こちらはハムバッカーが出る以前、シングルコイルよりパワーを求める人たちによって開発されたものです。基本構造はシングルコイルと同じですがよりハイパワーになっているためシングルとハムバッカーのいいとこどりと捉えてもいいかもしれません。近年ではレスポールジュニアやYAMAHAのモデルのフロントについています。

ピックアップの配列(レイアウト)について

さてこれ以外にもたくさんピックアップはありますがひとまず初心者の方はここから紹介するよくある配列さえ知っておけば大丈夫です!

他にもたくさんあるのですがそれは特殊配列と言ったりするものが多いのでサウンドハウスやデジマートなどで検索してみましょう!

サウンドハウス

サウンドハウス

それではピックアップの並びについて触れていきます。複数のピックアップが並んでいるものもありますので呼び方等々も含めて紹介していきます。

ギターのピックアップはブリッジの方からからリア、センター(ミドル)、フロントといいます。またシングルはS、ハムバッカーはH、P-90はそのままかと思います(場合によってはSと表記されることも)

それぞれの特徴にも触れながらよくあるピックアップの配列を見ていきましょう。

1.SSS配列(スリーシングル)

FENDER ( フェンダー ) / Player Stratocaster Maple 3TS

FENDER ( フェンダー ) / Player Stratocaster Maple 3TS

まずはスリーシングルモデルです。

見たことありますかね?よくあるというかこれぞ!って感じです。

シングルコイルが3つ並んでいるモデルです。SSS(エスエスエス)配列とかスリーシングルとか言います

ストラトキャスターの多くはこの配列です。近年はこれに様々なバリエーションがあるので続けてみていきましょう。

2.SSH配列

FENDER ( フェンダー ) / Player Stratocaster HSS Plus Top MN ACB

FENDER ( フェンダー ) / Player Stratocaster HSS Plus Top MN ACB

続いてはSSH配列(エスエスエイチ)です。

SSS配列のブリッジ側にあるリアピックアップをシングルコイル⇒ハムバッカーに交換したものです。

パワーのあるハムバッカーをブリッジ側に搭載したことでハイゲインなリフを弾きつつフロント、センターではストラトの繊細なサウンドも出るというモデルです。

3.HSH配列

CHARVEL ( シャーベル ) / PRO-MOD SO-CAL STYLE 1 HSH FR M

CHARVEL ( シャーベル ) / PRO-MOD SO-CAL STYLE 1 HSH FR M

さて3つ目はHSH配列(エイチエスエイチ)です。

こちらはSSH配列のフロントもハムバッカーにしたハイパワーなサウンドが好きな方向けのモデルです。

ハードロックやジャズフュージョンなどテクニカル系のアーティストが使用していることが多いと思います。

4.HH配列(ツーハム)

EPIPHONE ( エピフォン ) / 1959 Les Paul Standard Aged Dark Cherry Burst EPIPHONE ( エピフォン ) / 1959 Les Paul Standard Aged Dark Cherry Burst

さて4つ目はHH配列(ツーハム)です。

レスポールタイプに採用されて以降様々なモデルにモディファイとして採用されています。

写真はレスポールモデルですが、ストラト、テレキャスタイプでも広く採用されています。

ハイパワーなハムバッカーを2つ搭載した男らしい配列です。

しかしリアとフロントをどちらも選択するミックスポジションでは繊細なクリーンが出力されますので使い方次第では幅広い音作りが可能になります。

5.SS配列

代表的な配列はこれで最後です。

主にテレキャスター等に採用されているSS配列(エスエス)になります。

フロントのピックアップはリップスティックと呼ばれるものでテレキャスターと言えばこのピックアップな印象です。

SS配列と区別していますが基本はSSS配列のセンターを抜いただけです。

しかしテレキャスターの構造やフロント、リアの独特なミックスサウンドなどストラトとは全く別物なサウンドになります。

テレキャスター独特のサウンドの秘密はこの配列も関係しているのは間違いありません。

いろんなモデルを見てみると覚えるのが速いと思います

さて今回は様々な配列について書いていきました。筆者はストラトシェイプにツーハムのモデルを使用しています。間違いはないので好みの配列を探してみるのもいいかもしません。それではまた次回!