指板上の音を覚えるための練習法

どうもカールです今回は散々話してきた指板の音についてお話していきます。
実際覚えようとしているけどどうしたらいいのかわからない方も沢山いると思うので具体的な練習法を海外の方の動画を参考に軽く翻訳したので見ていきましょう。
まずは参考にした動画のご紹介
今回参考にさせていただいた動画はこちら!
この方の練習法は非常に効果的かつ地味ですごい気に入りました(笑)
軽く翻訳したので動画と同じようにエクササイズ的に紹介していきたいと思います!!
まずは指板上の音を6弦から1弦で見ていきましょう
いきなりこれを丸暗記は無理だと思うのでわからなくなった時の参考程度に使ってください。

①特定の1音を1弦から6弦まで弾いてみる
まず最初にやるのは#や♭のないナチュラルノートといわれる特定の音(この動画ではAの音)を6弦から1弦に向けて弾いていきます。
Aの音を6弦から進むと…
- 6弦-5f
- 5弦-12f
- 4弦ー7f
- 3弦-2f
- 2弦-10f
- 1弦-5f
という風になります。
こここでのポイントは
TAB(ダイアグラム)を見てもいいけど覚えてはいけない
ということです。とにかくシンプルにAという音に向かうのが大事といっています。覚えるというのはただのパターン練習になってしまうので、これは指板上の音を覚えるということになりません。
②メトロノームに合わせて弾きましょう
続いては①でやったことをメトロノーム合わせて弾いていきます。テンポはめちゃ遅い40でやります。
③#や♭のついた音に変えてみる(テンポ40はキープ!)
①や②でやったことを今度はアクシデンタル、臨時記号を付けたものに変更します。
A#やA♭なら今までやっていたAという音を半音上や下にずらすだけです。ほかの音であればまずはナチュラルノート(#や♭のついていない音から半音づつずらすだけです。
④二つの音を上昇、下降で入れ替える
さてここから難しくなります。二つの音(動画ではGとD)を行き道(上昇)と帰り(下降)で入れ替えていきます。
GとDでやると
~上昇(G)~ 6弦から1弦
- 6弦ー3f
- 5弦ー10f
- 4弦ー5f
- 3弦ー12f
- 2弦ー8f
- 1弦ー3f
~下降(D)~ 1弦から6弦
- 1弦ー10f
- 2弦-3f
- 3弦ー7f
- 4弦ー12f
- 5弦ー5f
- 6弦ー10f
という風になります。難しいですがテンポ40のゆっくりなテンポでパターンとして覚えずにやってみましょう。
⑤ナチュラルノートの7音をランダムに入れ替える
さて方法としては最後になります。#や♭のついていないナチュラルのノートの7個(C,D,E,F,G,A,B)を上昇下降で入れ替えます。
例えば…
- Dで上昇
- Fで下降
- Cで上昇
- Eで下降
- Aで上昇
- Gで下降
- Bで上昇
という具合にやっていきましょう。わからなくなったら最初に張り付けた指板図を見てもいいでしょう。
ここまでテンポは変わらず40のままです。それでは最後の項目を見ていきましょう。
⑥テンポを上げる
②~⑤までの練習方法をテンポ40から始めていき、慣れてきたらどんどん上げていきます。
最終目標はテンポ80です。
何事も最初はできない
これにつきます。こんな感じで段階を踏んでいけば⑥になるまでにある程度は指板の音がわかってくるはずです!
紹介している動画のポイントはオクターブに頼っていない。
という点です
例えばAで考えると6弦5fと4弦7fのようにオクターブ奏法で使用する関係を一度排除して指板全体が見えるようになる練習方法です。
時間はかかるかもしれませんが、一昔前に流行ったCAGEDシステム等にもつながる非常に重要な項目です。
指板の音が見えてきたらギターを楽器として捉えれるようになり練習や演奏がより一層楽しくなると思います。
自分のペースでいいと思います。1日5分から始めてみましょう!
それではまた次回!
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