7弦ギターをやめた理由
- 2020.12.20
- 機材系

どうもカールです。今回のテーマは7弦ギターを弾かなくなった理由について書いていきたいと思います。
現代音楽シーンではメタルのみならず幅広いジャンルで使われている7弦ですが僕個人所有していました。メリットも沢山あると思いますが個人的にメインとして使用していた期間は短く2年ほど。現在は6弦ギターを弾いています。
なぜ辞めたのかを、弾かなくなった理由を説明していきたいと思います。
7弦をやめた理由1:フォームが崩れた
これは完全に僕のせいなのですが、手を痛めかけました。
メタルバンド等で使用していたのですが、7弦の場合ギリギリロックフォーム。握りこむフォームが可能なのです(僕の手の大きさの場合ですが)
なので普段よりも握りこむ量が増えた分左手にかなりの負荷が掛かっていたみたいです。
7弦を弾く方で握りこむ方はいますが、僕の手の大きさですとクラシックフォーム一択となってしまい自然と弾いてたフレーズに制約が出てしまったのです。
また僕自身親指を使ってコードを押さえたりもするのでそれができないもどかしさがかなりありました。
7弦をやめた理由2:開放弦が使いづらい
さてこれも個人的な部分ではありますが6弦の開放弦ってやっぱりよく使うんですよね。6弦ギターなら当然何も考えずに弾いていた6弦の開放弦や5弦の開放弦が使えないのは個人的にはデメリットしかありませんでした。
7弦をやめた理由3:指板の音が見えなくなった
これは7弦だからという理由だけではないですが、1本増えるだけで見え方が変わってしまうんです。6弦を基準にしていたのにその上に低いBの音があるのでどうしてもそこを基準にみてします。
7弦をやめた理由4:ミュートしきれない
これは8弦にも言えますが6弦の感覚でやるとどうしてもミュートしきれない音が出てきます。右手や左手のフォームを少し考えなくてはいけなくなるのです。
7弦をやめた理由のほとんどは練習不足
残念ながら僕自身の練習不足なだけで7弦をやめてしまいました。上記の理由のほとんどは練習で補えます。デメリットではありません。
ではなぜ僕は7弦をやめる前にこれらを練習し克服しようとしなかったのでしょうか?答えは簡単です。
7弦をやめた理由5:上記の理由を克服してまで使用する頻度がない。
まず第1に7弦をしっかり活用できるジャンルをしていないのが最初の理由です。もちろんメタルバンド等で使用していましたがそれも昔の話。また半音下げやドロップチューニングにしなくても7弦なら同じ音が出ますが。半音下げにする理由は開放弦を利用したリフやフレーズを使用することが多いので。それを7弦で行おうとすると物理的に負荷が掛かります。
それを克服してまで新しい楽器に挑戦しようという気持ちがなくなってしまったということですね。6弦でもまだまだ弾くのを研究しているのに...
7弦は必要ないという話ではない
さて今回書いている記事は決して7弦は必要ないといいたくて書いているわけではありません多くの素晴らしいアーティストが7弦を駆使して多様な音楽を作り続けているのも事実です。
ですが僕個人は上記の理由も含めて今現在7弦を使用していないだけです。
7弦でのアイディアは7弦でしか不可能です。今後7弦を購入し活動に使うかもしれません。
7弦をこれから買おうと思っているかたへ
さてそんな7弦ですが今後購入予定や憧れがある方に個人的に失敗した僕から助言できることは
- 7弦は6弦と別物
- クラシックフォームの徹底
- メインとして使用するなら6弦は弾かない、6弦の曲は7弦で弾かない
- 6弦も使うなら7弦はサブとしてとらえる
という点に注意してもらいたいと思います。
7弦で6弦と同じことをしようと思わない方がいいです。7弦には7弦の良さがあります。無理くり6弦のようなことをしなくていいのです。
また最初に書いたフォームですが握りこもうと思わないでください。スティーブ・ヴァイくらい手がデカいならいいですけど...
7弦のジャンルだけでやっていくならいいですけど、6弦も使いたい方はあくまでサブとしてとらえましょう。何度も書きますが7弦ですべて網羅しようとしない方がいいです。
6弦を極めたいと思ったからこその脱7弦
先ほども書きましたが6弦でも手に余るくらいまだまだ練習中なので今のところ7弦を買おうとは思いません。6弦でさらなる境地に達したらまた手に入れる日が来るかもですね。
それでは今回も長々と個人的な見解満載でしたが皆さんの音楽ライフの一つの手助けになれたら幸いです。
それではまた次回!
筆者であるカールはオンライン、対面でのレッスン生を絶賛募集中です。
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