ギターの手癖、引き出しが少ないと悩んでる方はスケールの考え方を少し変えては?

NO IMAGE

どうもカールです。今回はある程度音楽理論をやってる人が思う疑問を解説していきたいと思います。

音楽理論で出てくる教会旋法(チャーチモード)においてダイアトニックに対応した様々なスケール(ドリアンとかリディアンとか)が出てきます。

使うの?メジャースケールとマイナースケールだけじゃダメなの?

と思われる方もいると思うので音楽の歴史とともに緩く解説していきます。

たくさんスケールがある理由はそれぞれの順番に対応しているから

さてまず理論的に説明しますと。メジャースケールやマイナースケールは並び方が不規則ですよね?

全全半全全全半だの全半全全半全全だの全部が全で進んでるわけではありません。

なのでいろんな並びのスケールができるわけです。

そもそもメジャースケールとマイナースケールの考え方は後からできた

さてここが地味に腑に落ちる話です。メジャースケールとマイナースケールという考え方はあとからできました。

全体のルートから見たスケールでコード進行に対してメロディーをつける考え方です。ではそれ以前はというと…

すべてのコードに対してそれぞれに対応しているスケールを弾くという考え方だったのです。

同じ音階だがなぜか響きが変わって聞こえる

結論から言えば同じ音階を違う位置から弾いてるだけです。しかし頭の中で少しだけ意識を変えるとなぜかメロディーの響き方が変わるのです。すべてメジャースケールやマイナースケールで考えるときと、少しだけそれぞれに対応したスケールを意識するとアプローチが変わってきます。

それぞれに対応したモード(コード進行)は曲にアクセントを加えてくれる。

ポピュラーミュージックの大半はメジャーキーかマイナーキーです。しかしその中に一瞬だけチャーチモードのコード進行を取り入れると響きが変わり曲にアクセントがもたらされます。部分転調の一種ですね。そのコード進行自体がアクセントになったりそのコード進行がなくてもそのコード進行を仮定してあえて別のスケールを弾くこともあります(スーパーインポーズといいます)。

これはひとえに単純なコード進行からの脱却やアドリブソロのマンネリ化の解消になりますね!

チャーチモード以外のスケールもコード進行やダイアトニック以外のコードを使用するときに必須!

またダイアトニック内のコードだけでは変化に乏しい場合は別のスケールを引っ張ってきたりすることもよくあります。こちらも部分転調の一種ですがこちらはチャーチモードで使われるスケールではないことも多々あります。

代表的なスケールはハーモニックマイナーです。

これらは特定のコード進行上でそれを弾くことが一番コードに合っているから使われているのです。

なのでメジャースケールとマイナースケールだけでいいなんてことはどんどんなくなってきます。

正直かっこよければ何でもいいけど...

しかし対応しているスケールではなく、マイナーペンタトニックだけで弾ききることも可能な場合が多くあります。なぜならそれがかっこよければいい!からです

音楽に正解はないのでなのをしても自由です。しかしペンタだけでかっこよく弾ける弾ける人の多くはチャーチモードも弾けるはずです。

もちろん天から与えられた才能のある方もいます。ペンタのみをひたすら練習して最高にかっこいい演奏をする方もいると思います。

しかし音楽はそれだけじゃないと僕は思います。あくまで僕の持論ですので気にしなくてもいいですが。いろんなスケールを弾けるということは選択肢が広がるので遊び心ができる気がするんですよね。「ここで〇〇スケール弾いたらどんな響きかなぁ」とか「せっかくハーモニックマイナーが使えるなら弾いてみよう!!」などなどトライすることは自分の引き出しがない人には一番いい練習だと思います。

すべてのスケールを完璧に覚える必要はありません

全部覚えようとしたら大変なことになります。筆者も半分くらいしか…

しかしポピュラーミュージックでも出てくるスケールはたくさんあるのでぜひトライしてみることをお勧めします。

まずはダイアトニック内のチャーチモードからで構いません。必ず役に立ちます。ちなみに真面目に音楽理論の話をするときにも書くと思いますが、基本ダイアトニック内のスケールは一音しか変わりません。

なのでインターバルをちゃんと把握することがいかに大事かわかりますね。

さて今回は長々と小言のように書いていきました、音楽理論って知らなくてもいいんですよ。全部わからなくてもいいんですよ。ただせっかくギターを弾くならただTAB譜の番号覚えるよりは楽しめるんじゃないかと思います。

では今回はこの辺で!

また次回!!

筆者であるカールはオンライン、対面でのレッスン生を絶賛募集中です!

詳しくは下記のリンクを確認していただければと思います