Fractal Audio Systemsフラクタルオーディオの印象/ハイエンドアンプシミュレーター(Kemper,Helix,Fractal Audio)を触ってみて、聴いてみて、所持してみてのレビュー

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どうもカールです。今回のテーマはフラクタルの印象です。海外ユーザーの多さ、特にメタル系での支持は圧倒的なあものがあると思います。ケンパー同様こちらも新しめのメーカーかと思います。

先に書いておきますと筆者はフラクタル商品を購入したこと、所持したことがありません。基本的に聞いたことある、触ったことがある程度なのでご了承ください

イメージと個人的な見解が先行してしまうと思いますがよろしくお願いします。

Fractal Audio Systemsとは

さてそんなフラクタルオーディオのアンプシミュレーターですが、現行品を載せていきます。

Fractal Audio Systems ( フラクタルオーディオシステムズ ) / Axe-Fx III MARK II

Fractal Audio Systems ( フラクタルオーディオシステムズ ) / Axe-Fx III MARK II

AXEシリーズの最新版です。多くのアーティストはⅡを使っているイメージがあります。

このⅢはもうできないことは何もないといってもいいのかなと思います。

エフェクトの配置やアンプの数等もかなりの量使用できるとのことで、実際の操作パネルを見たことがあるのですがおおよそ考えられるルーティングは可能かと思います。

Fractal Audio Systems ( フラクタルオーディオシステムズ ) / FM3

Fractal Audio Systems ( フラクタルオーディオシステムズ ) / FM3

AXEシリーズのフロア版の最新機種がこのFM3です。以前までAX-8やFX-8等のマルチ的なものが存在しましたがそれらよりはるかにコンパクトな見た目です。筆者も気になる一台です!

フラクタル系を触ってみた印象

ではまずフラクタル系の商品を触ってみた印象から書いていきます。

僕自身が思ったのは、前情報の操作が難しいといわれている割には簡単

かなり前からフラクタルは操作が難しいといわれていました。前回の記事で書いたケンパーよりもいじれる箇所が多くさらに膨大な量のエフェクト数、複雑なことができる故の操作性の悪さ等、評判はいいものではありませんでした。

しかし実際に触ってみると意外といけるといいますか、癖はすこしありますが最初の1~2分で何とかつかめます(もちろんすべてではないです)

これは筆者自身昔からマルチエフェクター等を触っていたからかもしれませんが前情報のような評判の悪さを鵜呑みにしすぎてた感はあります。

またパソコン上で操作できるエディターもあるので自宅等での操作はそちらの方が速いと思います。

フラクタル系の音の印象

さて続きましてはフラクタル系の音の印象です。僕の場合は実際に自分で弾くというよりも聞くことの方が多いです。なぜなら僕自身が好きで聞いている音楽の多くでフラクタルが使用されているからです。

そしてフラクタルの印象は…

分離感が圧倒的に良い

ということです。解像度とも言えますが、フラクタルでよく綺麗という言葉使われます。その理由は高い処理能力と圧倒的な解像度ででる音一つ一つの分離感にあると思います。

これは歪んだギターの音で複数の弦を鳴らした時や、クリーンでのコードで特に強く感じることだと思います。

とにかく分離感、解像度がすごい。

逆に綺麗すぎて本物感がないと感じる方や、アンプシミュレーター独特の「冷たい」と感じる方も多いそうです。

しかし個人的にはアンプシミュレーターがアンプになる必要はないのかなと思います。

エフェクト部分も非常に優秀ですのでオールインワンな感じは圧倒的にフラクタルになるかなと思います。

フラクタル系のデメリット

さてここからは褒めちぎったフラクタルを切っていきます。

まずは高い

値段が他メーカーよりも高いです。値段相応なのか疑問になるくらい高いです

特に日本は高いと思います。なので海外で支持されている率が高いのに国内ではあまり見かけないのかというと単純に高いからかと思います。せっかくいいものなので海外との値段のギャップをもう少し埋めてもらいたものです…

次にレイテンシー

この問題はフラクタルが発売された当初から問題視されていて今なお記事になっているくらいのものです。僕自身が購入を踏みとどまっているのはこの点です。

レイテンシー、特に音色を切り替える時の遅れは顕著に感じます。動画等で見ていてもはっきりわかるフェードするような感じ。

これはライブでは使えないなーと感じます。自宅等で音を作りこんでレコーディングするだけならいいかもしれませんがそんな贅沢はできません(笑)

ちゃんとライブでも使用できるくらいのレイテンシーにする方法があれば購入するかもしれません…

まとめ

さて今回はフラクタル系の商品について書いていきました。個人的には値段ともにアンプシミュレーター界では最強の機種かと思います。

どの機種でもそうですが最初はいい音が作れなかったりするものだと思います。店頭と自宅での差やアンプでの違い、いろいろあると思いますが使い続ければ必ず思った音になるのはフラクタルかと思います。

エフェクト部分だけでも使用しているアーティストがいるようにマルチエフェクターとしてのポテンシャルも最強かとおもいます。

基本的に何もできないことはないと思うので。すべてやりたい!と思う方は是非弾いてみるといいと思います。最初は使えなくてもいいと思うので店員さん捕まえて時間かけて試奏してみてください。

購入を検討している方のお役い立てればと思います!

それではまた次回!