クリーントーンで練習した方が速弾きは上手くなるのか?

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どうもカールです。今回のテーマはギターの練習で出てくる話題なのですが

クリーンで練習したらうまくなる

何回か聞いたことありませんか?

今回はたまに出てくるこの話題について本当に上手くなるのか?なぜそんな風に言われるのかを個人的意見満載で書いていきたいと思います!

そもそもなんで上手くなると言われているのか?

まずは何故そんなことが言われているのかについて個人的な見解を書きますと…

ジャズやネオソウルのクリーンを多用するミュージシャンがSNS等でフィーチャーされるようになったから

だと思います。ロック系のギタリストは当然バンド等でメディアに出てくるので見られるケースが多いのですが近年SNSの発展とともに様々なジャンルのアーティストが気軽に見れるようになりました。

その中でも特にハイゲイン系の速弾きギタリストよりもクリアなクリーントーンやクランチでバカテクを展開するアーティストがフィーチャーされている印象です。

もちろんそれ以前からクリーン系の上手いアーティストはいろんな場面で見れていたと思いますがより多く方が見るようになり話題に上がるようになったのはおそらくSNSの発展ではないかと思います。

そうするとおのずと多くのギターを弾いている方たちは

○○みたいにクリーンでかっこよく弾きたい!

とギター片手に練習し始めたのではないかと思います。

というのが理由の1つかと思います。

クリーンだと実力がわかると誰かが言い出したから

またもう1つの理由としてプロの方々が「クリーンで練習すると自分の実力が分っていい」と発言したのも大きな要因だと思います。

音楽学校などではこれに似た精神面や奏法面でのユニークな練習法を紹介してもらえるのですが、おそらくそれに近い形だと思います。

実際にクリーンで弾くと上手くなるのか?

さて本題です。クリーンで弾くと上手くなるのか?答えは

上手くなります

そりゃ練習してるんだから上手くならんかったら困りますね。

しかしここでの上手くなるというのは

クリーンで弾くのが上手くなる

ということです。

歪みでの演奏が劇的に上手くなるわけではない

さてクリーンで弾くと上手くはなりますがそれはあくまでクリーントーンで弾くものに関しては上手くなります。歪みの演奏が劇的に上手くなるわけではありません。

しかしクリーンで弾くことで歪ませた時に得れる恩恵も多少あります。

1:ピッキングのタッチを意識できる

1つ目はクリーンで必要とされる繊細なタッチや音量感は歪みでも十分に活用できます。しかし注意点はしっかり意識しているか?という点です。

なのでただクリーンで練習してるだけでは意味ありません。練習するときにしっかりとタッチや音量感を意識しながら練習して歪みに変えてからも同じ意識で弾かないと練習したものが消化されません。

2:フィンガリングにシビアになれる

2つ目はフィンガリングについてです。これは単純にクリーンで弾いていていると少しフィンガリングが雑になると音が発音されなかったり濁ったりするので歪ませた時のごまかし的な部分がきかないという意味です。

ただ歪ませたら歪ませたなりのフィンガリングや感じ方があるのでそこまで恩恵があるかというと少し疑問の残る部分です。

歪みは歪み、クリーンはクリーンで弾く方がやっぱりいい

上記のように今回のテーマであるクリーンで弾くと上手くなるのは間違いではないのですがロックギターのゴリゴリ歪ませた演奏が上手くなるわけではないのでクリーンでも練習する。くらいの方がいいと思います。

クリーンでの練習は意識や考え方、響きを養うという点では非常に恩恵のあるものです。ギタリストと成長できるのは間違いないのですがよくある間違いといいますか恩恵を欲張りすぎているケースが多いのかなと思います。

餅は餅屋といいましょうか、それぞれのコンセプトをしっかり意識して歪みとクリーンを分けて考えた方がおそらく効率はいいです。

もちろんクリーンで速弾きしてみたりするのもご自身の新たなスタイルとして世界を広げてくれると思います。大事なのは試行錯誤です!

今回はここまでです。それではまた次回!