すぐ実践できる!エレキギターのノイズ対策!

すぐ実践できる!エレキギターのノイズ対策!

どうもギターを弾いているカールです。今回のテーマは速弾きのみならずエレキギターを弾いていると必ず付きまとう「ノイズ」についての記事を書いていこうと思います。

ライブでの演奏、宅録、練習時にも何かと気になってしまうものです。

今回の記事ではそのノイズの原因と対策をいくつか紹介していきたいと思います!

エレキギターのノイズの原因とは?

まずエレキギターのノイズってどんなのがあるかを簡単に解説していきたいと思います。

電気のプロフェッショナルではないので詳しいことはかけないのですがギターのノイズにはざっくり分けると

ギターの機材が関係するノイズ

ギターの機材が関係ない外来ノイズ

の2種類に分けれます。

ギターの機材が原因のノイズとは?

まずギターの機材が関係するノイズの原因の多くは歪みです。

これはエフェクターやアンプの歪みが関係してます。

歪ませれば歪ませるほどノイズが乗ると思ってもらって構いません。

ギターの機材が関係ない外来ノイズとは?

2つ目の外来ノイズは電源電子機器になります。

電源はそのままの意味でコンセントからのノイズやエフェクターに電源を供給するパワーサプライがコンセントからもらうノイズです。

電子機器は身近なもので言えばスマホやパソコン、また扇風機や照明機器などがあげられるかと思います。

基本的に電気を使用して音を出すのがエレキギターなので電源は大きく関係してきます。

電源はなかなか対策しづらい

さて大まかなノイズの原因を見ていきましたが電源に関して言いますとかなり対策がしづらいものであります。

それもそのはずで根本的な電源を修正しようとする場合はコンセントの交換や電源を安定化させる機材が必要になります。

コンセントの交換には資格が必要になりますし、電源を安定化させる機材は高価なものが多いです。

電源周りのノイズ対策はエフェクターに供給するパワーサプライやアンプの電源ケーブルがギタリストにできる最大限かと思います。

なので今回はあまり重要視せずに進めていきたいと思います。

すぐに実践できるノイズ対策とは?

さて今回のテーマでもある「すぐに実践できるノイズ対策」ですが基本的にはお金をかけなくてもできるものです。

主なノイズ対策は電子機器に関係するものですので身の回りを改善すればすぐに良くなります! 

ということで今からでもできるノイズ対策を3つ紹介していきたいと思います!

お金をかけずにすぐできるノイズ対策1:パソコンとの距離

まず1つ目ですが自宅等で練習する場合はパソコンの前で練習している方も多いと思います。このパソコンですがインターネットなどで通信をしている場合などにギターがノイズを拾います。

デスクトップのパソコンであればいいのですが、ノートパソコンの場合はギターを持った位置とかなり近い距離でこの通信作業等が行われるのでノイズを拾いやすいです。

なのでこの場合のノイズ対策は

  • パソコンと距離を置く
  • パソコンとギターが向き合わないようにする

という点を意識すればそれだけでノイズがなくなります。

練習以外にも宅録などで必ず使用するパソコンなので可能な限りで構わないのでパソコンとの距離を話してみましょう!

お金をかけずにすぐにできるノイズ対策2:スマホ

2つ目はスマホに関係するものです。パソコンとは少し異なるのですが、スマホ自体はギターとの距離が近くてもあまりノイズを発生させないです。

厳密にはノイズを出しているのですが自宅で練習している程度であればポケットに入っていてもそこまで気にはなりません。

しかしライブやリハーサル等でアンプの上に置くとノイズが姿を現してきます。

微弱な電波もアンプ等で増幅されてしまい通信中のジジーとかピーというノイズが乗ってしまいます。

これの対策は簡単でスマホをどっかに置きましょう。

ポケットでもいいかもしれませんが、ライブの際はステージ袖、リハーサル中であれば譜面台や使っていないアンプの上等に置くのがいいかもしれません。

ちなみにマーシャル等のスタックの真空管アンプであればあまりノイズはなく、JC-120などのトランジスタアンプやコンボタイプのアンプはノイズが乗りやすい印象です。

お金をかけずにできるノイズ対策3:シールドを拭く

3つ目のノイズ対策は単純にシールドを綺麗にするということです。

シールドは練習中やライブ中に常に地面と接しています。

家の中だけという方もいるかもしれませんがそれでも日々汚れていくものです。

その汚れがノイズの原因になる事もあるので気が付いた際には軽くでもいいので拭いてあげるといいと思います。

小さなことですが大きい音を出す際には意外に効果があったりします!

お金はかかるが気軽にできるノイズ対策

さて上記3つはお金をかけなくても可能なものですが実際のノイズはやはり機材等でカバーしていかないと根本的な原因を排除することはできません。

続いてはお金は掛かりますが使うだけでノイズ対策ができる物をいくつか紹介してきます!

お金はかかるが気軽にできるノイズ対策1:ノイズゲート

ISP TECHNOLOGIES/ DECI-MATE MICRO DECIMATOR PEDAL

ISP TECHNOLOGIES ( アイエスピーテクノロジーズ ) / DECI-MATE MICRO DECIMATOR PEDAL

1つ目はなんといっても根本的なノイズを除去してくれるノイズゲートです。

ノイズゲートに関しては詳しく書きませんが、つなげばノイズが減少します。

主に外来ノイズが気になる方であればエフェクターの最初に。アンプやエフェクターのノイズが気になる場合はアンプのセンドリターンやエフェクターの最終段に置くことで根本的なノイズ対策になります。

ハイゲイン系のエフェクターやアンプでも機材によってはかなりノイズが少なくなってきた印象を受けますが歪みである以上ノイズはなくなりません。

ノイズゲートの2021年最新のおすすめに興味がある方はエフェクターをメインに紹介されているサイトのEFFECTOR COLLECTION BOXさんを参考にしてみてください!

気軽にできるノイズ対策2:パワーサプライ

こちらも気軽にできる物ですが購入するものがポイントとなってきます。

近年は低価格でも購入できるものが多くなっていますが、接続するエフェクターが少なければそういう物でも構いません。しかし多くのエフェクターを使用したりデジタルエフェクターなどを仕様する際などは各電源部分が独立(アイソレーション)されているものがおすすめかと思います。

沢山ありますがStrymonVOODOO LAB などがおすすめかと思います。

STRYMON  / Zuma R300

STRYMON / Zuma R300

単体は5台分のエフェクターにしか供給できませんが、追加購入で増設が可能なのでエフェクターが増えても対応可能です。

VOODOO LAB ( ブードゥーラブ ) / Pedal Power 2 Plus

VOODOO LAB ( ブードゥーラブ ) / Pedal Power 2 Plus

1台でより多くのエフェクターに電源供給したい方はこちらがおすすめ

国内外問わず多くのアーティストから信頼を得ているパワーサプライになります。

3が海外で出ているのですが国内版はいつになるやら…

値段は張りますが電源という根本的な問題を解決してくれるのでそれなりの値段の物を使用しましょう!

時間は掛かるが確実に役に立つノイズ対策

さて最後にテクニックと時間は必要ですが確実に役に立つノイズ対策があります。

それが手元のボリュームに気を付けるということです。

手元のボリュームでこまめにオフ!

実際に演奏している時はなかなか難し部分もあるかもしれませんが、ギターを弾かない瞬間は常にヴォリュームをオフにしましょう。

自宅であれば休憩の際や、パソコンで作業する際に。ライブやリハーサルでは曲と曲の間やBメロでギターが休みの時はもちろん、ブレイクなど細かい瞬間でも可能であればボリュームをオフにする癖をつけておくことでノイズ対策になります。

手元のボリュームが難しい、レスポールなどのボリュームが遠くにあるモデルなどがメインのギターの場合はヴォリュームペダルを使用してみてもいいかもしれません。

ギターを弾く際に必ず付きまとうノイズ。だからこそきっちりと対策していきましょう!

さて今回のテーマはここまでです。「ノイズ」という物は基本的に必ず付きまとってくるものなの必ず相応の対策をしていくものだと思ってください。

しかし電源の項目でも触れたのですが根本的な対策が難しいものも存在します。

なので変に気にしすぎない   というのも大事になってきます。

どっちつかずで申し訳ないのですが、0にはできないので極力抑える。無理なものは割り切ってしまうという境目をしっかり自分の中に持っておくといいかもしれません。

ライブハウスによってはどうしても対策できない電源ノイズや照明からのノイズがあります。それもライブなので極力0にすることに努めればあとは演奏に集中しましょう。

変に気にしすぎて演奏の妨げになっては本末転倒です。

可能な範囲のノイズを対策して快適な演奏をしていきましょう!

それではまた次回!