バンドのアンサンブルを気軽に良くする機材を紹介

バンドのアンサンブルを気軽に良くする機材を紹介

どうもギターを弾いているカールです。

今回のテーマはバンドをするうえで大事になるアンサンブルについて機材面から話をしていければと思います。

バンドサウンドはジャンルによって様々ですが、ここでのアンサンブルはバンドの音量感や統一感、ノリや雰囲気に関わってくるので意識できるとバンド全体として演奏に直結してきます。

そんなアンサンブルに関わる非常に大事な機材を紹介しようと思います!

チューナーは統一できるといい

今回のバンドアンサンブルにおいて重要な機材はズバリ「チューナー」です。

ギター目線でいいチューナーを使った方が良いというわけではなく、単純にメーカーは何でもいいです。

弦楽器(ギター、ベース)で同じメーカーのもの、もしくは全く同じものにできるといいです。

これだけです。

そんなことで変わるのか?と思う方もいるかもしれないのでなぜ同じものを使った方がアンサンブルが良くなるのかを解説していきます。

チューナーはメーカーによって正しいピッチがほんの少しずれる

以前にもチューナーの記事を書いたのですが、チューナーはもちろんギターやベースを正しい音程にするためのものですが、その正しい音程というのがメーカーやタイプによって本当に少しですがズレてます。

どのメーカーでも大体正しい位置なのですが、良くも悪くもメーカーの特徴、クセがありましてその正しい位置がメーカーによってほんの少し低かったり高かったりとする場合があります。

低い傾向のもの同士や高い傾向のもの同士であればメーカーや機種が異なっても構いませんが

1人が低い傾向のチューナーで他のメンバーが高い傾向のチューナーであればその時点でほんの少しのはずのズレが違和感のあるくらいまでになってしまいます。

なので可能な限り同じメーカーのチューナーにしましょうということですね。

時代とともにチューナーの精度は上がっているがそれでも統一した方が良い!

近年ペダルタイプのチューナーでも、クリップタイプのチューナーでも非常に精度の高いものが増えてきています。

なので実際にどんなチューナーを使っても高い精度が故に違いが感じられないかもしれません。

実際にサポートミュージシャンがついている現場でも使用しているチューナーは人によって違うことが多いです。

にもかかわらず演奏としては成立しています。

本当に微妙なところなのでなかなか感じれない、うま味が少ないというのが正直なところです。

だからこそバンドとしてやる時は雰囲気や一体感の為にチューナーを統一してほしいというのが筆者の正直な意見です。

アンサンブルを良くするのはチューナー以外にもバンド全体のリズムのノリであったり、音量感も大事になるので目に見えるチューナーくらいは統一してしまっていいと思います。

本当にちょっとしたことかもしれませんがやってみて損はないと思います。

メンバー同士でチューナーを確認してみてはいかがでしょうか?

さて今回のテーマはここまでです。

今回の記事はバンド全体をぐっと良くする!とか演奏のクオリティがあがる!という物ではありませんが気軽にできる部分かと思いますので少し頭の中に入れておいてもらえれば幸いです。

次のリハーサルなんかでメンバーのチューナーを直列につなげてみてそれぞれのチューナーの傾向を確認してみてはどうでしょうか?

その際大きな変化がないのであればそれぞれが別々のメーカーであっても問題ないと思いますし、もしずれが大きく感じるのであれば統一する事を検討してみてもいいかもしれません。

高価な機材を買う方が良いというわけではありません。

あくまで同じものであればそこそこのもので構いません。

筆者が今まで対バンなどでよく見てきたチューナー

ここからは筆者が今まで対バンやライブに行った時に見てきたチューナーを簡単に紹介していきたいと思います。気軽に統一できるものから、少し高いですが使うだけでバンド全体にまとまりを感じれるものまでいくつか紹介していきたいと思います!

KORG/DT-10

DT-10 - DIGITAL TUNER | KORG (Japan)

残念ながら廃盤となってしまいましたがこのモデルは本当に多くのバンドの足元にありました。

価格帯も5000円程度なので気軽に購入できたのも理由かもしれません。

精度は現行のチューナーには劣りますが非常に反応がよく素早くチューニングできるので演奏と演奏の合間に使用するという時にも重宝されています。

中古も多く存在するので探してみる価値はありかと思います!

KORG/Pitchblack Advance PB-A

サウンドハウスで探す

上記のDT-10の後継機種に当たるのがこのピッチブラックになります。

コンパクトな点や視認性の向上で乗り換えた方も多いかもしれません。また一時期ではありますが赤や青といったモデルが販売されていたこともあり、ボードのテーマカラーに沿って購入された方もいるかもしれませんね

いずれにせよDT-10の後継機種なだけあり反応速度はお墨付きです。ベーシストが愛用していた印象です。

BOSS / TU-3

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100万回踏んでも壊れないBOSS製品ですがチューナーもやはりかなりのバンドに採用されているイメージです。

近年は技シリーズのチューナーやフットスイッチのないモデルもありますが依然としてこの白いやつが足元に多いイメージです。

いずれにせよサイズ感、精度とも素晴らしいものです。

1点だけ注意するべきなのはギタリストが使用しているけどベースが使用していないことが多いという点ですかね

TC ELECTRONIC  / POLYTUNE 3 MINI

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コンパクト、高精度とボード内に置くにはもってこいのチューナーとして大人気なのがやはり TC ELECTRONIC のPOLYTUNE です。

本来のサイズの POLYTUNE も人気ですが、ボードが小さくなってきている昨今の日本のバンドシーンではこちらのミニの方が人気は高いかと思います。

440固定なのが地味に痛いですが普通に演奏する場合はあまり問題ないと思います。

SONIC RESEARCH / ST-300MINI

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ジャズからメタルまで幅広く愛される高精度のストロボチューナーのソニックリサーチも近年多くのバンドの足元で見られるようになりました

価格帯は上記のチューナーに比べるとぐっと上がりますが、その分より繊細なチューニングが可能となっています。

俗にいうチューナー買えたら音良くなったと言われるタイプのチューナーです。

ベースでもギターでも反応速度が速いのが特徴です。

速弾きしてもある程度の速度なら1音ずつ音名が表記されるというのですからその反応速度と精度には驚きです。

バンド全体の音程間をワンランク上のものにするのに非常にお勧めです!

PETERSON / StroboStomp HD

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最後に紹介するのは筆者が大好きストロボチューナーの元祖ピーターソンのチューナーになります。

ただの好みというかといいますとそんなわけではありません!

実際にピーターソンチューナーで統一しているバンドの演奏を聞いたことがありますがマジで音圧違います。

もちろんバンドとしての演奏スキルもあると思いますが、アンサンブルにおいてのピッチ感がまとまっているので全体でドンッと弾いた際のまとまり感が全然違います。

たかがチューナーされどチューナーと考えさせられた瞬間でもあります。

ソニックリサーチもそうですがチューナー変えて良くなるならそれほどお得なことはないと思います!

大きな変化は感じれないかもしれませんがやってみる価値はありです!

さて今回のテーマはここまでです。

チューナーはギターやベースにとってとても大事な物なのは皆さんわかっていると思いますが統一することでバンド全体にもいいことがあるので是非検討してみて下さい!

筆者の機材関連の記事は他にもありますのでよければ合わせて読んでいただけると嬉しいです!

詳しくはこちらから!

それではまた次回!