モダン・テクニカル系ギタリストに共通する技術と真似したいこと

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どうもカールです。

今回のテーマはモダンなギタリストの中でも特に速弾きを得意とするギタリストに焦点を当てています。

モダンなジャンル(ジェントやマスロック、フュージョンなど)の若手ギタリストたちは単に速いだけでなく複雑なフレーズやリズムでも難なく弾きこなし衝撃を与えてくれます。

そんなギタリストたちに共通している部分を筆者なりに見つけましたので紹介していきます。

マネすることでモダンギタリストたちに近づけるかもしれない技術なので是非最後までご覧ください!

モダンテクニカル系ギタリストは左手がとにかく強い

さてさっそく共通点を紹介していくのですが、モダンギタリストの多くは弦を押さえる左手が化け物です。

レガートのプレイに注目の行くギタリストが増えたのもありますがフルピッキングを多用するギタリストも左手が想像以上に強いです。

筆者もそうなのですがギターを弾く多くの方がプロのギタリストのピッキングに注目しがちです。

モダンなジャンルで活躍しているギタリストの逆アングルやハイブリッド、強烈なフルピッキングで右手に目が行きがちですが、それ以上に左手に注目してみることをおすすめします。

左手が強い=力が入ってるわけではない

共通点の1つとして左手の強さを書いていますが決して力が強いとか握力があるとかではありません。

もちろんギターを弾くうえでの最低限の力は使っていますが最低限の力で的確に弦の鳴るポイント(フレット)にヒットさせています。

レガートのハンマリング、プリングの際どうしても力が入ってしまう左手ですが弦が最も鳴るポイントさえ知っていれば必要以上の力を使わなくてもしっかり弦が鳴ってくれます。

モダンなジャンルで活躍しているギタリストは弦をフレットの一番きれいに鳴る部分にヒットさせるのが上手いという意味で左手の強さがあります。

コードチェンジなどでの移動の速さと柔軟性

また左手のもう1つの強さとしてコードチェンジ等での移動の速さと柔軟性も上げれます。

既存のコードシェイプにとらわれないコードを縦横無尽に駆け巡るプレイをするギタリストも増えてきました。

ローポジションで弾いていたかと思えば突然ハイポジションで複雑なフォームのコードをいとも簡単に弾いたりします。

これらのプレイでも単純な力の強さではなく素早く動かすために左腕全体(特に上腕)のリラックスと複雑なコードを押さえるための柔軟性が必要です。

真似したいポイント1:弦が鳴るポイントに確実にヒットする技術

モダンテクニカル系のギタリストに近づくために真似したことは弦をフレットにしっかり乗せてヒットさせる技術と複雑なフレーズを弾き続けるための持久力です。

弦が1番綺麗に無駄なく鳴るポイントはフレットギリギリのところです。

モダンテクニカル系のギタリストのフレーズは難しく複雑なレガートフレーズやアルペジオフレーズ、コードシェイプが出てくることもありますがそれでも綺麗に無駄な力なく押さえるためにフレットギリギリを狙うことが大事です。

真似したいポイント2:単純だけど超重要な持久力

真似というわけではないかもしれませんが単純な持久力も難しいフレーズを弾く際には必要です。

無駄な力は使わずに行きたいですがそれでも長いスパンで複雑なフレーズを弾いたり素早い動きが多いのがモダンテクニカル系では多いです。

途中で力尽きてしまったり疲れが出てしまうとミスの原因やニュアンス、ビブラートなどで表現力が乏しくなってしまいます。

このポイントはモダンなジャンルに限らずですがモダンテクニカルなジャンルになりよりいっそう重要性が増してきたなと思います。

真似したいポイント3:左手の柔軟性

単純なストレッチフレーズ以外にも上下へ開きも重要になります。

特にモダンテクニカル系の曲ではadd9thのコードが使われるだけでなく低音弦から高音弦を瞬時に引き分けたりするフレーズも多いです。

低音弦を押さえながら高音弦も弾くので横の柔軟性と縦の柔軟性が必要になります。

左手を適せんストレッチしながら痛めないように気長に練習していきましょう

真似するまでに時間が掛かりますが身に着けておきたい技術なので是非練習に取り入れてみましょう!

真似したいポイント4:スライドやポジションチェンジでの移動速度

モダンテクニカル系のジャンルではとにかく移動速度が速いです。

スライドフレーズでの移動の際はニュアンスを出しながらも的確に目的地まで移動しています。

またコードチェンジなども変わり目がわからに速度で移動していますのでかなり素早く動いています。

これらは左手の強さというよりは左腕全体の使い方が上手いです。

特に上腕の動かし方ですね。

焦ると無駄が増えるでゆっくりな練習の時から素早く動かす意識をもって練習できるといいと思います。

練習の際の意識で是非モダンテクニカル系のギタリストの移動速度を真似してみてください!

本日のまとめ

さて今回はモダンテクニカル系のギタリストたちに感じる共通点として主に左手の強さについて紹介していきました。

左手の強さをまとめると

  • 持久力
  • 移動速度の速さ
  • 的確にフレットの最も鳴る部分にヒットする技術
  • コードを弾く際などに見れる柔軟性

が今回紹介させていただいた共通点です。

それぞれモダンなジャンルを演奏していくうえで重要な技術なので是非練習の際にこれらを意識した内容を盛り込んでみてはいかがでしょうか?

モダンテクニカル系のジャンルで活躍しているギタリストを紹介している記事もありますので是非そちらで演奏動画等でも左手に注目してみてください。


それではまた次回!