Victory Ampsが国内でも購入できるようになりました!【ギターアンプ】
- 2021.11.23
- 機材系

どうもギターを弾いているカールです。
機材オタクでもあるカールですが今回はそんなカールが以前から注目していたVictory Amp(ヴィクトリーアンプ)についての記事になります!
非常に気になるアンプが国内でも購入できるようになったので是非アンプ選びで悩んでいる方や低価格のアンプを探している方はチェックしてみてください!
Victory Amp(ヴィクトリーアンプ)とは?
まず今回のタイトルにもなっているギターアンプのVictory ですが、イギリスに本社のあるハンドメイドアンプメーカーになります。
過去にはCornford(コーンフォード)という名前で売っていたアンプメーカーのビルダーさんが生産終了後メーカー名を改めて販売しているのがVictoryです。
Cornford はフルチューブで非常につくりのいいアンプだったそうですがハンドメイドということもあり国内での知名度はあまりありませんでしたがリッチー・コッツェンやガスリー・ゴーヴァンの使用でも話題でした。
Victoryに名前を変えてからもフルチューブでハンドメイドなのは変わらないですがCornford時代の余計な物を一切省いたモデルとは少し異なり現代風にアップデートされたモデルが増えています。
Victoryになってからの特徴は小型アンプと大型アンプの中間に位置する30~50ワット程度のアンプがメインのラインナップであるとうことです。
ワット数的には小さく感じるかもしれませんがフルチューブでの30ワットは実際のライブ、レコーディングで十分なワット数です。
キャビネットや電源環境によるかもしれませんがラインナップの1つを例にするとワット数は37ワットと中途半端ですがかゆいところに手の届く絶妙なワット数です。
そんなVictoryのモデルをいくつか紹介していこうかと思います!
Victory Amp(ヴィクトリーアンプ)のモデル
さてここからは現在国内でも通販を通して気軽に購入できるモデルを紹介していこうかと思います。
基本的にVictoryから発売されているモデルはほとんど購入できると思っていただいて構いません。
複数あるモデルから代表モデルや筆者の気になるモデルをいくつか紹介していきます。
V30 The Jack MkII

1つ目に紹介するのはVictory Ampの代表モデルV30 The Jack Mk2です。
Victoryアンプのメインモデルは基本的にこの少しコンパクトなサイズです。
小さくて軽量ではありますがフルチューブかつパワー部の真空管は6L6管とEL34管の選択が可能で切り替えもできます。
The Jack Mk2はもともとCountess(コンテス)というモデルで販売されていたものが進化したモデルです。
コンテス時代のサウンドも出せるように裏パネルに切り替えスイッチがついていたりします。
コンパクトな見て目ですが2チャンネルでクリーンチャンネルでは42ワット、歪みチャンネルでは37ワットとライブでも十分な音量を期待できるアンプです。
Victory Amp本家のYouTubeにも参考音源があります。
サウンドは往年のハイゲインメーカー的な歪みとコンプレッション感が程よいクリーンを両立しているイメージです。
歪みはマーシャルのようにジャリジャリした歪みというよりは粒が適度に細かい太目なディストーションサウンドです。
良質なクリーンと歪みを作りつつもCornford時代のアナログ、シンプルだけではなく近年の多機能志向にうまく寄せたアンプになっていると思います。
VX100 The Super Kraken

2つ目に紹介するのはハイゲインモデルのKraken(クラーケン)の大型モデルSuper Krakenです。
Victory Ampは先ほど紹介したV30のようなコンパクトなモデルがメインなのですがそれよりも少し大きい100ワットのモデルも存在します。
Super Kraken(スパークラーケン)はマーシャルの50ワットモデルよりも少しコンパクトなサイズ感で高出力の100ワットで出力できるモデルです。
サイズ的に近いのはEVHの5150Ⅲ50wかと思います。
こちらのモデルも パワー部の真空管を6L6管とEL34管の選択が可能で切り替えもできます。
こちらのモデルはハイゲインに全振りしたかのようなモデルです。
Gain1,Gain2の2チャンネル仕様です。
ダウンチューニング、7弦などの多弦での使用を想定してのアンプで単体でもハイゲインです。
100ワットと充分なヘッドルームとフルチューブの密度のある歪みは現代メタルでは非常に重宝されると思います。
こちらもいくつかデモがあります
クリーンもハイゲインアンプのモデルの中では綺麗な方ですね。
歪みは上質なディストーションサウンドで粒が細かくEQの効きもいい印象です。
100ワットのモデルになるとマスターボリュームが2つになりそれぞれのチャンネルで切り替えが可能です。
またmidiでの操作も可能でGain1のマスターボリューム1と2、Gain2のマスターボリューム1と2というように4種類のサウンドを足元で操作することが可能です。
スイッチャーなどを導入している現代のサウンドシステムに幅広く対応したアンプになっています。
RK50C

3つ目に紹介するのはリッチー・コッツェンのシグネーチャーモデルであるRK50Cです。
Victory Ampがリッチー・コッツェンの要望に応えて作成した1チャンネルのアンプになります。
本記事ではコンボタイプを紹介していますがコンパクトなヘッドタイプやThe Super Krakenのような100ワットのモデルもラインナップにはあります。
発売当初からPVでも使用していてこちらの動画でも確認することができます。
シンプルな1チャンネルのアンプでEQもTONEのみと男らしい仕様です。
トレモロを搭載していたりとヴィンテージ系のハリのあるクリーンサウンドを狙っているイメージです。
リッチー・コッツェン自身はこのアンプとシグネーチャーペダルであるRK5 FLY RIG V2とワウペダルのみのシンプルなセッティングで世界中を回っているそうです。
1チャンネルですがクリーンアンプとして優秀でエフェクターと組み合わせるにはもってこいのアンプかと思います。
さまざまなラインナップが手軽に手に入るようになりました!
さて今回紹介しているVictory Ampですが国内でも購入できるようになりました。
国内の正規代理店はなく現状ではサウンドハウスのみの販売です。
しかしサウンドハウスであればアンプを安全に購入することができます。
お値段ですがコンパクトヘッドは18万円程度、中型のヘッドであれば25万程度と本国の価格に比べれば多少高いですがイギリスからの個人輸入の送料を考えると妥当な上乗せ金額かと思います。
電圧関係は大丈夫なのか?
こちらに関しては筆者自身が所有していないので何とも言えませんがヒューズが切り替え可能で100Vにも対応しています。
音質の変化等はわかりませんが普通に使用する分には問題ないです。
低価格でハイパフォーマンスのコンパクトアンプをぜひチェックしてみてください!
さて今回のテーマはここまでです。
国内で正規品として扱われているアンプの中にもコンパクトなものはありますが、Victoryのように小型で軽量かつフルチューブ、さらには6L6管とEL34管の切り替えが可能なモデルはなかなかないのかなと思います。
ロック、ポップス、メタルなどなど幅広いジャンルに対応したモデル数も魅力的ですし日本語のサイトで購入できるようになったので是非チェックしてみてはいかがしょうか?
機材関係の記事は今回のもの以外にも書いていますので是非そちらも見ていただけると嬉しいです。
それではまた次回!
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