LINE6 HELIXのディストーションモデル おすすめ3選
- 2022.02.04
- 機材系

どうもカールです。
今回のテーマはLINE6 HELIX内の歪みのモデリング(HELIXではディストーションとして扱います)についてです。
アップデートによりかなりの数(ベース用、Legacyモデルも含めると51種類になります)のディストーションペダルを選べるようになりました。
今回はその中で筆者も実際に使用している物や状況に合わせて使用していきたいモデルを3つ紹介出来たらなと思っています。
HELIXで音作りに悩んでいる方の参考になればと思いますので是非最後までご覧ください!
HELIX ディストーションモデル おすすめ3選
それでは実際におすすめのモデルを紹介していきたいと思います。
今回は
1.アンプの歪み+ブースターとしてのディストーション
2.クリーンアンプ+歪みのクランチ系
のどちらかで使用しているディストーションペダルを紹介していきたいと思います。
どちらでも優秀な使える優秀なモデルもありますので迷ったときはとりあえずそのモデルを使うのもありかと思います!
基本的にHELIX内での名前と()で元のモデルを記載していきます。
おすすめのディストーションモデル1:Minotaur (Klon Centaur)
1つ目に紹介するのはKlon Centaur(クローン社製ケンタウルス)のモデルを再現したMinotaurです
実機ともなると現在プレミアがついて20万は軽く超えてきますね。
HELIXでは発売開始時から含まれている古参のモデリングになります。
クランチではもちろん歪みアンプのブースターとしても使用出来て非常に優秀なモデリングになります。
筆者の主な使用法としてはアンプの歪み+ブースターとしてが多いです。

- Gainを0~3
- TONEは適せんですが基本4~6.5
- LEVELはGAINとブーストしたい具合に合わせて5~10
というように幅広く使っています。
GAINを上げていくとMinotaur自体のキャラも出てきてキラキラした歪みになります。
TONEは実機のTreble的な使い方ができるのでこもっていると感じたら上げて、太めにしたいと思ったら下げます。
VOLUMEは上げ目でもいいのですがGAINを上げる方が最近の好みなので上げても8くらいまでです。
クランチでも使い勝手がいいです。少し軽くて薄いクランチなのでカッティングやコード弾きで活躍してくれると思います。
太いクランチにしたい場合は後述のモデルがおすすめです。
幅広いジャンルで使い勝手のいいブースターとして使えるモデリングとしてかなり活躍してくれるモデルです。
おすすめのディストーションモデル2:Horizon Drive (Horizon Precision Drive)
2つ目に紹介するモデルはPeripheryのギタリストとして活躍しながらミックスエンジニア、エフェクターメーカーなど幅広いシーンで活躍しているMisha Mansoor(ミーシャ・マンスール)がプロデュースした歪みペダルPrecision Driveのモデリングになります。
ジェント系のみならずメタル系の歪みを作りたい場合はこの歪みペダル一択といってもいいくらい活躍してくれています。
こちらの使い方もアンプの歪み+ブースターとしての使い方になります。

設定する部分が多いですがそこまで難しくないです。
筆者の使い方としては
- Driveは0~5
- Attackは2~4
- Brightは2.5~6
- Gateは0~5
- Levelは適せんですが基本5周辺
という感じです。
歪みが強いモデルではないので歪み量を上げてもあまり邪魔になりません。
あまり見かけないAttackという値ですがこのペダルの特徴でもあります。
6段階で設定可能で1だと普通のドライブペダル的な感じで6になるほどローが削れてピッキングのアタック感が増してジェント系なサウンドになります。
6まで行くと薄くてキンキンした音になるので筆者の場合バッキングは4、リードは2という感じで使用することが多いです。
Gateですがこれは実機にも搭載されているノイズゲートの設定になります。筆者の場合は個別でノイズゲートをかけているので0の事が多いです。
Authentic,Extendedの切り替えはGateのかかり方です。イメージとしては
Authenticは一般的なかかり方
Extendedは強烈なハードゲートでブツブツ切れる
という感じです。
Gate自体を0にしていることが多いのでこのゲートを使用しない場合はAuthenticでいいかと思います。
Levelですがこのモデルの特徴として上げてもあまりブーストされないです。なのでデフォルトの5で構いませんかと思います。
ジェント系向けのペダルですが組み合わせや設定次第ではメタル、ハードロックでも使用できるので強めの歪を使用する場合は大活躍してくれるペダルです!
おすすめのディストーションモデル3:Tone Sovereign(Analogman King of Tone)
最後に紹介するのは個人のハンドメイド工房としておそらく世界で最も有名なエフェクターブランドでもあるAnalogmanの人気ペダルKing of ToneをモデリングしたTone Sovereignになります。
実機を弾いたことがありますが非常にクリアで幅の広いペダルです。
筆者はクリーンアンプ+歪みペダルのクランチ系で使用しています。

実機もそうなのですが2つの同じペダルが直列(1→2)につながったものになります。
それぞれ3段階の歪み(Boost,Overdrive,Distortion)を2段階の歪み具合(Normal,Higher)で選択出来てます。
このモデリングは画像を見てもらうとわかるのですがかなり細かくいじれるのがおすすめのポイントです。
筆者の場合
- Boost+Overdriveで少し歪むクランチに設定(デフォルトでこの状態です)
- Tone2で全体のキャラクターを調節(5~7)
- Presenceはジャキジャキ感が欲しい時に適せん(0~3)
- Voltageは気分で切り替え
という感じで使用しています。
あまりクランチを弾く場面が少ないので細かく設定してないというのもありますがデフォルトの状態は強く弾けば歪むという感じなので
・どれくらい歪ませたいか?
・太めのクランチかジャキジャキ系なのか?
を調節しています。
2つのペダルが1つになったモデルなので容量が大きめですが一般的なプリセット(ヘッドアンプ2台、キャビネット1種類、コンプ、空間系もろもろ)の状態であれば問題なく使用可能です。
1台で幅広く使えるのでスナップショット等で複数の音色を切り替えることも可能です。
軽めのクランチからリード的な歪みまで1台で様々な使い方ができるのでクランチ系の音色で細かく設定したい場合は慣れないうちは難しいですがモデルを使ってみる事をおすすめします!
迷ったらこの3種類のモデルを使ってみましょう
さて今回はLINE6 HELIXで使用できるディストーションの中から筆者のおすすめを3つ紹介してきました。
HXファミリーであればどれでも使用可能なのでそれぞれのモデルを持っている方は是非1度試してみてはいかがでしょうか?
非常に優秀なモデリングが多くて悩んでいる方や組み合わせが上手く行っていないという方はそれぞれも目的、ジャンルに合わせて今回紹介した3種類を試してみてください!
今回の記事のような音作り以外にもカール岡田のGuitar’s LABではギターに関する記事がたくさんありますのでこちらから合わせて読んでいただけると嬉しいです!
それではまた次回!
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