【Sound Project “SIVA”】見た目だけじゃない万能なコーラスのレビュー【痛エフェクター】

【Sound Project “SIVA”】見た目だけじゃない万能なコーラスのレビュー【痛エフェクター】

どうもギタリストのカールです。

今回はECB(エフェクターコレクションボックス)さんとのコラボで紹介させていただいたSound Project ”SIVA”さんのコーラスペダル

Only flowers know our secret talk.(以降百合コーラスと書いてます)のレビュー記事になります。

かわいらしい見た目だけでないこちらのエフェクターを実際に使用してみての個人的感想を書いていければと思います。

Only flowers know our secret talk.(百合コーラス)とは?

まずレビューしていく百合コーラスの簡単な仕様をまとめて行きたいと思います。

百合コーラスは北九州市で活動されている個人ビルダーであるSound Project “SIVA” (サウンドプロジェクトシヴァ )の小澤 博氏により制作されているコーラスペダルです。

  • 一般的なコーラスにもあるSpeed、Depth
  • 原音とエフェクト音を調節が可能なMIX
  • エフェクト音にのみ効くLowCut
  • ブーストも可能なLevel

と本体を見てもらうとわかるように5つのノブで基本的なサウンドの調節が可能です。

また左側についているスイッチでSpeedのコントロールをノブ、EXPペダル、光センサの3つから選択が可能になります。

そしてこちらのエフェクターで最も目を弾くイラストですがこちらはSheepD(https://twitter.com/sheepd_)さんが描いています。

詳細はコラボしていただいたECBさんでも確認出来ますので是非そちらもあわえてチェックしてみてください。

ECBさんのページ

実際に使用してみての個人的感想

さて百合コーラスの基本的な仕様等を紹介してきましたがここからは実際に使用した感想を書いていきたいと思います。

結論から書いていきますと一般的なコーラスと比較してかなり幅が広いです。

少し使い勝手が異なるが利便性が広いMIXつまみ

最初にMIXについて触れる事はあまりないかもしれませんが、今回紹介する百合コーラスは通常のコーラスとは使い勝手が異なるので最初に説明しておきます。

百合コーラスのMIXつまみはセンター(12時の位置)で最もコーラスの効果が強くなります

つまみが最小の時⇒原音のみ

つまみが最大の時⇒エフェクト音のみ

という仕様になっています。

つまみが最大の場合エフェクト音のみなので例えばアンプを2台使用してドライ音とエフェクト音を分ける事で抜けの良い音を作ることも可能です。

コーラスペダルではあまり見られないですが使用者ののアイディアの幅を広げてくれる使用かと思います。

慣れてしまえば通常のコーラスとそこまで違和感なく使えます。

ほぼ揺れていない状態から揺れているかわからないレベルまで揺れるSpeed

筆者自身はコーラスを使う時に基本的に揺らさずに使います。

というのもコーラスでっせ!という感じで使うというよりもバッキング等でなんとなくギター1本だと寂しいなという時に掛けるのであまり目立たせないように揺れる速度を遅めにしています。

今回紹介している百合コーラスはつまみの0から30%くらいまで、9時の方向くらいまでは基本的に揺れを感じません。

セッティングにもよりますが非常にゆったりと揺れてくれます。

あんまり揺れてほしくないのにつまみを0にしても揺れるコーラスって結構あるんですが百合コーラスはそんな要望にも応えてくれます。

ディメンションコーラスとまではいきませんが0でかなり近い仕様も可能かなと思います。

もちろんつまみを上げていけば光線銃のような速度でも揺れてくれます。

レビュー動画でも弾いているのですが、Speedを速めにしてオルガンのようなサウンドを作ることも可能で結構弾いていて楽しかったです。

つまみを全開にするともはや揺れてるのかわからなくなるくらい揺れるのでここまでは必要ないかと思いましたが、それだけ幅広くセッティングが可能になっています。

味付けから飛び道具まで幅広くセッティングが可能になっています。

エフェクターの効き具合に関わるDepth

次にDepthの使用感です。

こちらもかなり幅広く調節が可能です。

つまみが0から9時くらいまでの間はエフェクトの効きが薄れてしまい、コーラスのおいししい部分が出づらいですが、それ以降はかなり幅があります。

このDepthがエフェクターの効きにかなり関わってきます

Depthが浅い→あまり揺れを感じないのであっさり目のコーラスに

Depthが深い→揺れ幅が広く印象的なコーラスになります。

つまみをMaxにするとグワングワン揺れるのでこれは飛び道具的に使いたいときにいいかと思います。

エフェクト音にのみ効くLow Cut

ここまでサウンドの方向性に関わるSpeed、Depthについて書いていきましたが次に紹介するLowCutはエフェクトの隠し味的な部分を担うと同時にかゆいところに手が届く非常に便利なつまみです。

LowCutつまみはセンターで原音にちかく、つまみを上げていくと低音が削れていきます。

キラキラさせてたい、アンサンブルで無駄に出すぎないようにするためにはLowCutを適度に上げるといいかと思います。

逆に下げていくと低音の成分が強調されるのでシングルコイルで太目なサウンドにしたい、コーラスをONにした際に音が細いと思う場合はセンターから徐々に下げていくといいかと思います。

ユーザーの思うままの音が作れる幅広い仕様のコーラス

さて今回はSound Project ”SIVA”さんのコーラスペダル

Only flowers know our secret talk.

について紹介してきました。

シンプルなコーラスから飛び道具まで幅広く使用できるコーラスですので是非チェックしてみてください。

またカール自身のレビュー動画も公開してますので合わせてチェックしていただけると幸いです。

詳しい仕様や購入はECB(EFFECTOR COLLECTION BOX)さんのサイトで確認していただければと思います。

それではまた次回。

ECBさんとのコラボは他にもありますので合わせて読んでいただければと思います。