【THE NEXT SOUND】MSSM-07(オートワウ/ワウトーン)をレビュー 福島発のハンドメイドエフェクター

【THE NEXT SOUND】MSSM-07(オートワウ/ワウトーン)をレビュー 福島発のハンドメイドエフェクター

どうもギタリストのカールです。

今回はECB(エフェクターコレクションボックス)さんとのコラボで紹介動画も投稿させていただいているTHE NEXT SOUND ザ・ネクスト サウンド / MSSM-07(MARINE TYPE)についてカール岡田のGuitar’s LABでもレビューの方をした行きたいと思います。

オートワウとワウの半踏みを再現するワウトーンが1つになったエフェクターはほかにほとんど見ないので是非チェックしてみてください!

MSSM-07とは?

MSSM-07

まず今回レビューさせていただいたMSSM-07について簡単に解説させていただきます。

MSSM-07はオートワウとワウトーンの2回路を切り替えることが出来る「両用式」ワウペダル。オートワウならではのファンキーなカッティングでの使用はもちろん、ワウトーンではペダル型ワウを途中で固定した時のような半止めサウンドも実現。ワウトーン回路にはCryBabyを直接落とし込んだ贅沢仕様です!

【ECBさんより引用】

とういうのが主な特徴になります

飛び道具として近年ネオソウル等のジャンルでも多用されているオートワウですがオートワウ単体でボード内を埋めるのはもったいないと感じる方もいるかもしれません。

しかしMSSM-07はオートワウに加えギターソロなどで大活躍してくれるワウトーンも搭載していますので飛び道具以外の用途があるだけでボードに追加する意味は増えるかと思います。

2種類のエフェクトはフットスイッチで切り替え可能なので使いたいシチュエーションにおいて即座に対応できます。

さて簡単な仕様はここまでにしてここからは実際に使用しての感想を書いていきたいと思います。

オートワウモードを使用しての感想

さてここからはMSSM-07を実際に使用しての感想をまとめていきたいと思います。

まずはオートワウからです。

オートワウの使用感 ①:RANGE(レンジ)、SENS(センス)の幅が広い

まず最初に感じたのはRANGEの広さです。

今回は筆者が普段使用している2ハムのギターで試させてもらったのですがRANGEが0の場合モコモコでオートワウとしての反応はほとんどなかったのですが、シングルコイル等ではしっかりリアクションを示してくれると思います。

逆にRANGEをフルまで持ち上げるとハムバッカーでもきついほどピーキーな反応をします。

これはベースでもしっかり機能するレンジの幅です。

基本的にオートワウはベース用、ギター用の区別がほとんどない印象です。

その代わりフィルターする帯域をHi Pass,Band Pass,Low Passの3種類で分けていることが多いと思います。

MSSM-07はその3段階の帯域切り替えがない代わりに幅広いRANGEで対応している印象です。

またSENS(Sensitivity)つまみも非常に幅広くセッティングできるので基本的なギター、ベースであれば好みの位置を見つけれると思います。

楽器の特性以外にも指弾き、スラップ、カッティングに対して好みのSENSで対応可能だなと感じました。

オートワウの使用感 ②:Attackつまみで好みのピークを調節可能

コンプレッサー以外であまり見かけないAttackというつまみがついているのもMSSM-07の得y投下と思います。

Attackは筆者の個人的意見ですが

ワウのピークに到達するまでの時間とピークの帯域の調整

になるかと思います。

Attackつまみを上げていけばピークに向かうまでの速度が速くなります。

つまみを最大にすれば最初からピークみたいな感じになります。

これによりワウワウしたこれぞオートワウというものからピャーという感じの効果音まで再現可能です。

またAttackつまみを上げていくにつれ同じRangeでもピークの高い帯域も上がっていく印象です。

Attackつまみの調節をする際は適せんRangeつまみも調節する事をおすすめします。

歪みに対してのタッチワウ的な使い方もありです!

ネオソウル的なクリーンでのオートワウも十分効果があるのですが歪みエフェクターに対してのタッチワウ的な使い方も非常に効果的です。

SlipknotやMachineHeadなどのインダストリアルメタル、ヌーメタルなどに聴ける効果的なサウンドもレンジの広いMSSM-07では可能です。

ワウトーンモードを使用しての感想

続いてはワウの半踏みを再現できるワウトーンのレビューをまとめていきたいと思います。

ワウトーンはおそらくNEXT SOUNDさんのオリジナルの名称かと思いますが基本的にワウの半止めを再現するエフェクターというのが非常にレアなエフェクターでして筆者も有名どころのQ Zoneくらいしか知りません。

JIM DUNLOP ( ジムダンロップ ) / QZ-1

JIM DUNLOP ( ジムダンロップ ) / QZ-1

ワウの半止めと言われるとそんなに使う場面があるのかと思いますがロック系の音楽が好きな方であれば必ず好きになるサウンド間違いなしです!

実際に使用してのレビューをここからまとめていきたいと思います。

ワウトーンを使用してみての感想:抜けの良い気持ちいい半踏みワウサウンドが手に入ります!

まず初めに感じたのはすべて12時の状態で非常に気持ちいワウの半踏みサウンドが手に入るということです。

エフェクトをオンにした瞬間から80年代のギタリストたちのソロと同じサウンドが出てしまうのですから驚きです。

操作はシンプルでワウの帯域を選択するRangeとどれだけワウの成分を混ぜるMIXつまみ、ブースト可能なLevelですがこれだけで思った通りのワウ半踏みサウンドが手に入れれます。

Rangeはオートワウと少し異なり極端なセッティングができませんがCryBabyの回路を落とし込んだというだけあって本家さながらのワウサウンドです。

MIXは12時では少し物足りなく感じるかもしれませんがフルまで上げてしまうと逆に抜けが悪く感じるのでここはお手持ちのギターや使用する環境に合わせてセッティングしていただければと思います。

効果的に使うのであればMIXを上げ目でピーキーなセッティングもありかと思いますがソロなどで最大限効果発揮するのであれば全つまみ12時周辺で調節するのがおすすめです!

Levelつまみでゲインブーストも可能です

Levelつまみは12時で原音と同じと思っていただいて構いません。

なので12時以降につまみを回すとゲインブースト的な効果を発揮してくれます。

Levelを全開にすればクランチでもソロで十分なサスティンが得られほどブーストしてくれます。

環境によってノイズが乗りやすく感じたのでその点だけ注意ですが、ソロでブースターも踏んでワウトーンも踏んでというのは面倒なのでソロで少しブーストしたいのであればLevelつまみを活用するのがおすすめです!

MSSM-07はこんな方におすすめ

ここまで実際のMSSM-07のオートワウ、ワウトーン、2種類のエフェクトについてレビューを書いていきましたが、MSSM-07はどんな方にオススメなのかをここからはまとめていこうと思います。

オートワウだけをボードに置くのがちょっと…という方

近年運搬性を重視してボード自体を小さくし、最小限のシステムを組むのが流行っています。

そのなかで飛び道具をシステムに組み込むのは選択肢の中でも低くなる傾向にあるかと思います。

よっぽど好きなオートワウがないと組み込むのがなぁ…と思う方でも2種類のワウサウンドが手に入るMSSM-07はおすすめです。

またワウを置くにはスペースが足りない、と思う方にもおすすめです!

ハイゲインサウンドをメインとしている方

ハードロック、ヘヴィメタルのジャンルを演奏している方にも今回のMSSM-07はおすすめです。

オートワウを主体にしたリフはハードロックやインダストリアルメタル系でよく聞けるかと思うので新しいアイディアの手助けになると思います。

ワウトーンもハイゲインなサウンドで真価を発揮しますのでおすすめです。

ワウトーンのみでも使う価値があると思いますのでハードロック、メタル系の方は是非チェックしてみてください!

1台2役のワウサンドを手に入れれるオススメのエフェクターです!

さて今回はここまでです。

MSSM-07はECBさんの公式サイトやNEXT SOUNDさんが紹介している楽器店で購入可能です!

気になる方はまずECBさんの紹介記事で詳細スペックを確認してみてください。

YouTubeにもレビューをあげています。

今回紹介させていただいたMSSM-07は筆者であるカールのYouTubeチャンネルでもレビューをさせていただいています。

サウンドが気になる方は是非チェックしてみてください!

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